マットレスの種類で、ウレタンマットレス・ファイバーマットレス・スプリングマットレス等、様々な種類のマットレスがありますが、ウレタンマットレスとはどんなマットレスなのか?
疑問に感じたことはありませんか?
今回はウレタンマットレスがどんなマットレスなのか、メリットやデメリットの他にもおすすめのウレタンマットレス等も合わせて紹介したいと思います
ウレタンマットレスの特徴
ウレタンマットレスとは、使用されている素材がウレタンフォームのみで造られているマットレスの事を呼びます
スプリングマットレス等でもスプリングの上にウレタンフォームを使用しているマットレスもありますが、ウレタンだけで造られているマットレスについて紹介していきます
ウレタンマットレスと他のマットレスの特徴を比較
素材名 | 高反発ウレタン | 低反発ウレタン | 高反発ファイバー | ラテックス | ポケットコイル | ボンネルコイル |
---|---|---|---|---|---|---|
写真 | ||||||
体圧分散 | ◎ | ○ | ○ | ◎ | ◎ | × |
通気性 | △ | × | ◎ | × | ○ | ○ |
重さ | 軽い 持ち運び簡単 |
軽い 持ち運び簡単 |
軽い 持ち運び簡単 |
重い 持ち運び出来ない |
重い 持ち運びできない |
重い 持ち運びできない |
お手入れ | 簡単 立てかけて換気 |
難しい カビやダニ対策が必要 |
簡単 洗う事が出来る |
何も出来ない為、 敷きパット推奨 |
何も出来ない為、 敷きパット推奨 |
何も出来ない為、 敷きパット推奨 |
価格帯 | 20,000円~ 60,000円 |
10,000円~ 30,000円 |
70,000円~ 300,000円 |
100,000円前後 | 20,000円~ 300,000円 |
10,000円~ 30,000円 |
全てのマットレスに対して言えることですが、高級マットレスメーカーや高級商品は300,000円程度しますし、高級商品は体圧分散性や寝心地も良いですが、一般的な20,000円~70,000円程度のマットレスの購入を検討していてコスパが良いマットレスがウレタンのマットレスになります
ウレタンは他のコイル系マットレスに比べて価格が安くても寝心地や体圧分散性が高い所がおすすめの理由です♪
ウレタンマットレスのメリット
- 体圧分散性が高く、身体にフィットする寝心地
- 高反発や低反発を選ぶ事ができる
- 硬さをニュートン数で選ぶ事ができる
- 価格が他のマットレスに比べて安い(コスパが良い)
体圧分散性が高く、身体にフィットする寝心地
ウレタンマットレスは体圧分散性が高く、身体にフィットする寝心地です
スプリングマットレスのポケットコイルの場合は、スプリングのサイズが大きくて、スプリングの数が少ないと、身体にフィットする寝心地になりませんし、ボンネルコイルの場合は、スプリングが全て繋がっていて面になっているので、身体にフィットする寝心地になりません
そんなスプリングマットレスに比べてウレタンマットレスは、素材が1枚物のスポンジのような素材なので、寝ると身体に自然とフィットします
さらに、1枚のマットレスで、身体をしっかりと支えてくれるので、体圧分散性が高く、お尻や腰部分だけが沈み込む事を防止してくれます
高反発や低反発を選ぶ事ができる(寝心地や特徴を比較)
ウレタンマットレスの種類で有名なのが「高反発マットレス」と「低反発マットレス」です
高反発マットレスは反発力が強くしっかりと身体を支えてくれて硬い寝心地が特徴です
低反発マットレスは反発力が少ないので身体がマットレに沈み込み包まれる様な寝心地で柔らかいのが特徴です
高反発 | 低反発 | |
反発力 | 強い | 弱い |
寝心地(硬さ) | 硬い | 柔らかい |
寝心地(特徴) | ベタベタせず、通気性が良い | 包み込まれる寝心地 |
耐久性 | 5年~10年 | 2.3年 |
寝返り | しやすい | しにくい |
高反発マットレスと低反発マットレスは対照的な寝心地で、ほとんどの方はどちらかのマットレスが好きなのでは無いでしょうか?
どちらが良いのかについては本人の好みになります
どちらも体圧分散性は高いのですが、低反発の方が耐久性が弱いので、へたると体圧分散性も悪くなるので、寝心地に違和感を感じると買い換えをおすすめします
硬さをニュートン数で選ぶ事ができる
スプリングマットレスやラテックスマットレスにはありませんが、ウレタンマットレスの場合は、硬さをニュートン(N)と言う単位で表すことが出来ます
消費者庁のHPでは、このニュートン数によってかため・ふつう・やわらかめと定義を決めています
(引用:消費者庁)
ウレタンマットレスを購入するときには自分の体重に合った硬さのウレタンマットレスを購入する事が重要になります
硬すぎると、背中に隙間が出来てしまいますし、柔らか過ぎると、身体が沈み過ぎてしまいます
経験から、体重が50kg~70kg手前くらいなら110Nが丁度いいのではないかと思います
体重が70kg以上の方や、筋肉質の方は170Nがおすすめです
価格が他のマットレスに比べて安い(コスパが良い)
ウレタンマットレスは、体圧分散性・寝心地・耐久性等総合的に見るとコスパがとても良いです
ポケットコイルやラテックスなど高価で寝心地が良いマットレスはたくさんありますが、ウレタンマットレスの場合は50,000円前後で寝心地がとても良く、耐久性も10年程度の商品が非常にたくさんあります
これがラテックスやポケットコイルの場合は100,000円程度必要になり、価格の安いポケとコイルや合成ラテックスの場合は、寝心地や体圧分散性がかなり落ちてしまいます
ウレタンマットレスのデメリット
- 通気性が悪い(カビやダニは発生しづらいが、手入れが必要)
- 密度が低いと寿命が短い
- 洗濯やクリーニングができない
通気性が悪い(カビやダニは発生しづらいが、手入れが必要)
ウレタンマットレスは基本的に通気性が悪いです
ですが、ウレタンマットレスと一言で言っても高反発ウレタンの場合は、種類が何種類か有り、種類によっても通気性や寝心地が変わってきます
名称 | 硬質ウレタンフォーム | 標準ウレタンフォーム | 高弾性ウレタンフォーム | 無膜ウレタンフォーム |
通気性 | △ | △ | ○ | ◎ |
寝心地 | △ | ○ | ◎ | △ |
特徴 | 建築資材として使用されているウレタンフォームでマットレスとしての使用には向いていません | 標準的なウレタンアットレスで使用されています
表面に凸凹加工されていれば、通気性は向上します |
高品質マットレスで使用されているウレタンで、通気性も良く、弾力があり体圧分散性も高いです | 通気性がかなり高いですが、とても硬いので、寝心地は良くありません
何層かなっている下部分で使用すると通気性が良くなります |
この表で解るように、一般的に通気性が悪いと言われているのは、標準ウレタンフォームなので、高弾性ウレタンフォームでは実際に使用してもそこまで通気性が悪いとはかんじません
低反発ウレタンフォームの場合は高反発ウレタンフォームより通気性が悪い上に、身体を包み込むようなな心地なので正直、通気性は悪いので、夏場はクーラーで温度調整するか、敷きパッドなどが必要になります
ウレタンマットレスは従来の敷き布団と比べると、ウレタン自体はカビやダニは発生しずらい素材ではあるのですが、適切な手入れをしないと、カビやダニが発生してしまいます
- 敷きっぱなしにせず、定期的に立てかけて換気する
- 下にはすのこなど敷き、通気性を向上させる
- 除湿シートや除湿パッドを使用する
低反発が最も通気性が悪く、高反発の場合は少し、高級な商品であれば通気性は悪くありません
ウレタンマットレスはとても軽く、女性一人でも簡単に立てかけることが出来るので日々の換気などの手入れも簡単に出来ますよ♪
ウレタンの密度が低いと寿命が短い
高反発ウレタンの場合はウレタンの密度によってマットレスの寝心地や耐久性・価格が大きく違ってきます
ウレタンの密度は20~40(D)等の数字で表記されますが、数字が大きいほど密度が高く、耐久性や価格も高くなります
密度(D) | 耐久年数(寿命) | 価格 |
20 | 1年程度 | 10,000円以下 |
25 | 2~5年程度 | 20,000円前後 |
30 | 7年~10年程度 | 40,000円~80,000円(おすすめ) |
40 | 8年以上 | 高級分ランドの高品質で使用される |
高反発ウレタンマットレスは密度によって原価も大きく変わることから、密度が低い高反発ウレタンは価格も安価ですが、比例して耐久性も悪いです
高反発マットレスで人気のモットンも30Dと密度を公表しています
密度の公表が無く、価格の安い高反発マットレスは、耐久性が悪い可能性が高いので注意が必要です
この寿命はお手入れが行き届いている場合の目安なので、換気をしないで湿った状態での使用を続けると寿命が短くなるのでお手入れは重要です
洗濯やクリーニングができない
ウレタンは洗濯やクリーニングが基本的に出来ない素材です
もちろんウレタンマットレスのカバー自体は洗濯が可能な商品がたくさんあります
洗濯が出来ないと言った意味ではラテックスやスプリングも同じく洗濯する事が出来ませんが、ファイバーマットレスだけは洗濯する事が可能な商品があります
マットレスを汚さないためにも防水加工の敷きパッドを使用したり、乾燥させるなどのお手入れをこまめに心がけましょう
ウレタンマットレスの選び方※失敗しない為に
マットレスは毎日の睡眠の質を向上させるとても重要なアイテムで、6時間睡眠でも日々の4分の1が睡眠時間で質が良いか悪いかで1日の体調も変わってきます
安くて質の悪いマットレスを使用するのでは無く、自分に合った快適な睡眠を得る為には下記のポイントを抑えて購入を検討しましょう
- 密度が30D以上のマットレスを購入する
- マットレスの表面が凸凹やウエーブやスリットの入ったマットレス(通気性が高い)
- 通気性の良いオープンセル構造やセルプールのような吸放湿性がある商品を選ぶ
- 体重や好みに合わせて硬さ(ニュートン)を選ぶ
- お試し期間が付いている商品を選ぶ
- 返品保証や硬さの交換が出来る商品を選ぶ
睡眠で1番重要なのは自分に合った寝心地かどうかです
どんなに良いマットレスを購入しても自分の好みに合っていなければ、熟睡することができません
まずは、自分が硬めが好きなのか?柔らかめが好きなのか?
次に寝ても疲れや痛みが出ない体圧分散性が高く、耐久性が高い密度が多いマットレスを選びましょう
通気性が良くなる工夫がされているのもや抗菌・防ダニ加工がされているマットレスや、万が一寝心地が合わなかった場合、硬さの交換や返品が出来る商品を選ぶとさらに安心です
ウレタンマットレスおすすめランキング
モットン
種類 | シングル | セミダブル | ダブル |
サイズ(長さ・幅) | 195・97 | 195・120 | 195・140 |
価格(特別価格) | 39,800円 | 49,800円 | 59,800円 |
厚さ | 10cm(1枚で使用可能) | ||
硬さ | 140N・170N・280N から選ぶ事が出来る | ||
密度 | 30D | ||
備考 |
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日本人の為に造られた安心の日本製で腰痛対策マットレスとしても人気のモットンです
薄型で持ち運びや換気などのお手入れも簡単で、女性でも簡単に持ち運び出来ますが、寝ても底付き感などなく、熟睡出来ます
通気性も高く、夏場でもベタベタを感じる事がありません♪
キャンペーン価格でお値段も安く、キチンとメンテナンスすれば、10年程度使える事からコスパも◎♪
コアラマットレス
種類 | シングル | セミダブル | ダブル | クイーン |
サイズ(長さ・幅) | 195・97 | 195・120 | 195・140 | 195・170 |
価格 | 72,000円 | 82,000円 | 92,000円 | 102,000円 |
厚さ | 23cm(1枚で使用可能) | |||
硬さ | 2層構造(1層55N低反発・2層200N高反発) | |||
密度 | 記載なし:独自ウレタンのクラウドセル(通気性が優れている) | |||
備考 |
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スタイリッシュなデザインとコアラのマークが可愛いことから人気のコアラ・マットレス!
低反発と高反発のハイブリッドで柔らかい寝心地と十分な体圧分散を実現しています
マットレスを置くだけで部屋がオシャレになります
横揺れ防止などの対策も取られていてベッドに居る時間が延びてしまいそうです♪
マニフレックス(メッシュウイング)
種類 | シングル | セミダブル | ダブル | クイーン |
サイズ(長さ・幅) | 198・97 | 198・117 | 198・137 | 198・157 |
価格 | 31,350円 | 42,900円 | 54,450円 | 66,000円 |
厚さ | 11cm(1枚で使用可能) | |||
硬さ | 170N | |||
密度 | 31D | |||
備考 |
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ウレタンマットレスの第一人者として世界的に有名なマットレスメーカーのマニフレックス!
シンプルでオシャレなデザインと数多くの商品があり、東京や大阪のショールームでは数多くの商品を体験する事が出来ます
独自開発のウレタンのエリオセルが高い体圧分散と硬めや柔らかめがあり、高反発でも数種類の硬さの寝心地を選ぶ事が出来ます
世界的な大手寝具メーカーで製品保証も長期間付いているので安心して購入する事が出来ます♪
ウレタンマットレスの口コミや評判
ウレタンマットレスはシンプルでスプリングマットレスと比べて場所を取らないので、購入された皆さんの口コミ情報を見ても、とてもオシャレに使用されています
腰痛持ちの方が実際に使用して腰痛が改善したとの声もとても多いですし、硬めの寝心地や柔らかめの寝心地が好きな方でも幅広く商品を選ぶ事も出来ます♪
現役のスポーツ選手も愛用しており、持ち運び出来る商品も多いので、アウトドアに行くときにも安心して寝る事が出来ます♪
ウレタンマットレスのQ&A
古いマットレスを処分したいが、どうすれば良い?
ウレタンマットレスを処分する場合は、はさみやカッターで細かく切り刻んで普通ゴミとして処分することが出来て簡単です
ウレタンはスポンジみたいなもので、スプリングなどの鉄は使用していないので環境にもとても優しい素材です
スプリングマットレス等は、粗大ゴミで出したり、業者に依頼する必要があります
マットレスの買い換えの場合は購入店舗やメーカーによってはお金を支払って引き取ってくれるなどのサービスもあるので購入時には確認しましょう
ウレタンマットレスはフローリングに直接敷いて使用出来ますか?
全てのウレタンマットレスが直置きで使用出来るわけではありませんが、当サイトで紹介したモットンやコアラ・マットレスやマニフレックスは直置きで使用する事が出来ます
それは、ウレタンマットレスに十分な厚みと反発力があり、直置きで使用しても底付き感がなく快適に寝る事が出来るからです
ウレタンマットレスでも厚みが薄く、1枚で使用出来ないタイプ(マットレスの上で使用し、寝心地を向上させるマットレストッパー)もあるので注意が必要です
直置きで使用出来るウレタンマットレスも下にすのこを敷くや除湿シートを使用しないと、湿気が溜まり、カビやダニが発生したりマットレスがすぐにヘタってしまう原因にもなるので注意しましょう